Vol.24 Cadillac PLACE 朝ドラのススメ Vol.24 Cadillac PLACE 朝ドラのススメ

April 20, 2019

りんごとのマリアージュで ビュンと風吹く奇跡の美味に

Vol.24 朝ドラのススメ|Restaurant Yamazaki

Text by

Taki Masashi

くつろぎという贅沢を知る Cadillac XT5

春は北国でその歩みを鈍らせる。桜で有名な弘前の今年度開花予想は4月21日。昨年の開花が4月20日、満開宣言が23日だったから、それで特に遅い訳では無くほぼ例年通りだ。日本一花見が盛り上がるとも言われる弘前公園のさくらまつり、今年の開催は4月20日から5月6日まで。そして弘前は近年、フランス料理店の多い街としても知られている。

レストラン山崎は、そんな弘前フレンチを牽引する店。オーナーシェフの山崎隆さんに弘前にフレンチが多い理由をたずねたら、こんな答えが返ってきた。「旧弘前藩士を中心に進取の気風があり明治以降、多くの外国人教師が弘前に滞在しました。その後1905(明治38)年から1937(昭和12)年まで陸軍第8師団が置かれていたことも大きいですね。弘前はフレンチだけでは無く、珈琲の街、洋館の街とも言われているんですよ」

確かに街を行けば洋館が多い。ATM目的で青森銀行弘前支店の駐車場にクルマを駐めたら、その横にも見事な洋館。1904年に建てられ国の重要文化財指定を受けた旧第五十九銀行本店本館(現在は青森銀行記念館として一般公開されている)とのことだった。レストラン山崎はそのすぐ近くの繁華街、ビルの2階にある。

山崎シェフの青森愛、弘前愛は強く深く、基本的に食材は地元産。田子牛のステーキもいいのだが、その日はとびきりの鶏があるからと〝 大鰐青森シャモロック奇跡のりんご果汁蒸し 〟(冒頭の写真です)をメインとすることに。〝 奇跡のりんご 〟とは木村秋則さんの自然農法栽培によるりんごのこと。木村さんはその成功で一躍時の人となり、6年前には阿部サダヲと菅野美穂が木村さん夫婦を演じた同名映画が公開されたほどだ。そのひと皿は、マリアージュとはこういうことか! と目から鱗がポロポロポロと落ちるほどに心と舌を打たれる味だった。

その前に〝 木村秋則さんの自然栽培りんごの冷製スープ 〟(写真 左上)を一口いただいたときにも、ビュンと風が吹いた気がした。……かつてパリで某ラグジュアリーブランドのレセプションに招かれ、ワインカウンターの無口なソムリエに「今晩しか飲めないものを」と相談したら、30分後に来いと言われたことがある。30分後に受け取ったグラスを傾けるやいなや、小学生の頃に走った畦道の泥と日差しと、田を渡る水を含んだ風の香りがビュンとして驚いたことを、奇跡のりんごのビュンで久しぶりに思い出した。記憶の蓋をポンと開けてしまう味である。瓶詰めの〝 奇跡のりんご二段しぼりペクチンドリンク 〟(写真 右上)も山崎シェフのオリジナル。ラベルでシェフと木村さんが仲良く並んで微笑んでいる。

山崎シェフは笑顔がいい。ソメイヨシノ、シダレザクラなど約50種2,600本の桜が咲き誇り、弘前城の濠(ほり)を花筏で埋め尽くす弘前さくらまつり(写真 右上)には「パリの街かど」という露店を出店し、シェフ自ら立つ。桜とその笑顔目当てに全国からファンが「パリの街かど」に集うというから楽しい。

東北新幹線で東京と新青森が最短、2時間59分で結ばれるようになった今も、青森はドライブの目的地として魅力的だ。XT5のようなクラッシーで懐深いラグジュアリーカーのステアリングを握り、季節を貫き美しい東北の景色に分け入るのは、大変な贅沢だ。はやぶさのグランクラスも悪くないが、桜前線を抜きつ抜かれつ、自由気ままに本州北端を目指すのもいい。春新緑の奥入瀬渓流や、独創的な十和田市現代美術館、朝飯が楽しい八戸魚菜市場など、春の青森には訪れるべき場所が無数にあるからだ。さらにつけ加えれば、あたかもリビングでドライブを楽しんでいるかのようにくつろげるXT5が伴侶であれば、青森とてさして遠くはないのだから。

  • Restaurant Yamazaki
    レストラン 山崎

    tel.0172-38-5515
    青森県弘前市親方町41
    11:30~14:00(L.O)
    17:30~20:30(L.O)
    月曜定休
    ランチタイムには
    サーヴィスランチ 2,160円
    弘前フレンチお好みコース 3,780円
    奇跡のりんごフルコース 5,400円
    などの設定がある。

  • CADILLAC XT5 CROSSOVER

    クラフトマンシップあふれるモダンデザインのインテリア。
    その質感と上質な快適性は、キャデラックならではのもの。
    プラチナムに標準装備される路面状況に応じて減衰力を調整するリアルタイムダンピングサスペンションは、凍結路の凸凹にも、見事に対応してくれる。
    ¥7,668,000(税込)

※「Cadillac PLACE」に掲載されている記事は、取材当時の内容です。お客様がご覧いただいた時点と情報が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

 
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